AED普及プロジェクト

AED導入後、10年余りたち、AEDについて振り返り、昔、今、未来の姿について語った。自動体外式除細動器(AED)設置の足がかりとなる事を願う。

介護福祉士とAED

38歳の会社員、妻と二人で生活しています。住宅型有料老人ホームで働いているので一般の方よりAEDを見かける機会は多いと思います。そんな私がAEDを始めて手に取ったのは介護の資格を取るために学校に通っていた時でした。

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介護学校で初めての経験
AEDが一般市民でも使用できるようになったのが2004年の7月です。もう十年以上も前になるのですね。スーパー、デパート、病院、学校、駅などいろいろな所に設置されていますが手にとる機会はありませんでした。私が初めて手に取ったのは今から5年前、介護学校の講習の時に初めて手にとりました。実際に人に使った訳では無いのですが本物を使えたことは凄くいい経験になりました。使ってみて分かったことは、使い方をAEDが音声で指示をしてくれるので、その指示通りに行うだけで救命ができました。私は救命というと人工呼吸と心臓マッサージというイメージを持っていましたが救命法も改正され、今は人工呼吸の方法を訓練した経験のない人や感染症の危険がある場合には人工呼吸を行わずに心臓マッサージのみを行うようになっています。詳しくは消防庁のホームページ等で確認して下さい。

 

家にAEDは必要?
一家に一台AEDがあればいざという時に使え凄く便利ですし助かる人も増えると思います。しかしAEDの価格を考えると現実的ではないと思います。もっと現実的で助かる人が増える方法は救命講習を一家に一人は受けるようにするといいと思います。講習はほとんど無料で受けられますしAEDの使い方も覚えられるので多くの人に参加して欲しいと思っています。

 

AEDの普及とは?
AEDを普及させるネックになっているものはやはり価格にあると思います。という意見を良くネット等で見かけますが、個人でAEDを購入は正直なところ夢物語だと思います。今後価格が安くなって5万円で買えるようになったとします。その時に皆さんはAED安くなったから買おうと思いますか?正直厳しいと思います。そこで注目されているのがコンビニです。コンビニにAEDが100%設置されれば助かる人がもっと増えると思います。

 

コンビニにAED設置
現在大手のコンビニでもAEDを設置していないところが多くコンビニにAEDを100%設置は難しいようです。しかし市町村からの呼び掛けによってAEDを設置してくれている地域もあるのでやはり誰かが行動を起こさなければ良くならないみたいです。日本を変える前にやはり住んでいる地域から変えていくことが大事みたいです。